年賀状離れの原因はSNSの普及
昨今、若い人たちは新年の挨拶を、LINEやTwitterなどスマホのコミュニケーションツールで済ませてしまうことが多いといいます。それも時代の流れでしょうが、年賀状を書く人はだんだん少なくなってきました。年賀状離れといっても過言ではありません。
やはり年賀状を書くには時間と費用がかかるという背景が影響していることは否めません。
年賀はがきを購入して、デザインを決めて印刷をするには、どうしても半日から一日くらいの時間はかかってしまうでしょう。業者に頼むにも費用がかかるうえに、宛名は自分で書くか、印刷しなければならない場合が多いです。若い人は、そういった時間を年賀状作成に費やすよりは、自分の趣味や余暇に当てたいと思うでしょう。
特に年末は多忙です。しかし、仕事関係の付き合いの方にスタンプ一つをポンと送るのは失礼なことです。スマホでの新年の挨拶は友人同士なら構いませんが、相手によってはきちんと年賀状を送った方が無難でしょう。
年賀状離れは高齢者でも進んでいる
年賀状離れは、若い人たちだけではありません。年配の人にも負担に思っている人が少なくないようです。
生きてきた年数が長い分だけ、知り合いも多く、年賀状の枚数も増えることになります。
近頃では定年を契機に「今年で年賀状を失礼させていただきます」という、脱年賀状宣言もよく見られます。また、手書きの年賀状が減ってきて、印刷したものを送り合うことに意義を感じられないという考え方の人もいます。年賀状の意味が問われる過渡期になっているのかもしれません。ただ、惰性で続けているというのもよく聞く話です。
2017年では、年賀状を出した人は約77パーセントというデータがあります。思ったより多いなと感じた人もいるかもしれません。これから、その割合はどのように変化していくのでしょうか。
個人情報保護も年賀状離れの原因
年賀状離れの大きな理由としては、個人情報の保護があります。
以前は年末になると、会社で年賀状をだすために個人の住所録を配布していたところも多くありました。しかし、最近ではそういったことも厳しくなり、年賀状を出したくても住所がわからなくて出せないというケースもあるようです。
「年賀状を出したいので住所を教えてください」などと若い女性に聞いても警戒されるかもしれません。しかし、結婚や出産、転居などを知らせるのに、年賀状でという人もいます。
年賀状を出すのは、少し面倒だと感じても、届いた便りを読むのは嬉しいものです。年賀状離れは避けられないかもしれませんが、昔からの風習が消えていってしまうのは寂しいことだともいえます。